子供は免疫機能や体の各器官が未発達なため、風邪から簡単に副鼻腔炎に移行します。
小さな子供は症状を具体的に伝えられないために、保護者の方もかぜと思って見逃してしまいがちですが、治りが遅いと思って耳鼻咽喉科に通院したところ病気が見つかるという場合も少なくありません。
いつもより鼻水が長引いているな、などの異変がありましたら耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
小さな子供は症状を具体的に伝えられないために、保護者の方もかぜと思って見逃してしまいがちですが、治りが遅いと思って耳鼻咽喉科に通院したところ病気が見つかるという場合も少なくありません。
いつもより鼻水が長引いているな、などの異変がありましたら耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
症状
- 鼻づまり
- どろっとした鼻水
上記の症状は外部からもわかりやすく、見つけやすいですが、
- 頭重感(頭が重く感じる症状)
- 顔面の痛み
- 嗅覚障害(臭いがわかりづらい)
といった症状は外部から見ただけではわかりづらく、表現が上手くできない小さな子供の場合は、保護者の方も気づきづらいことがあります。
また、子供では風邪にひきつづいて急性中耳炎や滲出性中耳炎も生じやすく、これらについての治療も必要となってきます。
治療
子供の副鼻腔炎は自然に治癒することも多いですが、慢性で治療に難渋することもしばしば見られます。軽い風邪からすぐに副鼻腔炎になりやすい子も多いです。
ある程度年齢が上がれば改善していく場合も多いですが、慢性化や中耳炎の併発、悪化を防ぐためしっかり治療を行うことが大切です。
ある程度年齢が上がれば改善していく場合も多いですが、慢性化や中耳炎の併発、悪化を防ぐためしっかり治療を行うことが大切です。
子供の副鼻腔炎の治療は時間がかかることも多く、抗生物質を使用する中でいつの間にか薬のききにくい菌(耐性菌)が増えてしまっていることもあります。またそのような菌を保育園などで他のお子さんからもらっている場合も多いです。積極的に鼻水の細菌検査を行い原因となっている菌を確認しそれによって効果の高いと考えられる抗生物質を選択します。
また、鼻が上手くかめない場合は、鼻づまりで呼吸が苦しくなるのでご自宅で積極的に鼻の吸引をしてあげると良いでしょう。
こまめに耳鼻咽喉科に通院していただき、通常では吸引できない鼻の奥の鼻水を吸引するとより効果的です。