当院で実施している新型コロナウイルス検査

当院で実施している新型コロナウイルス検査

当院は京都府より新型コロナウイルス感染症に対する外来対応機関に指定されており、検査を行っています。
抗原検査もしくはID NOW™(等温核酸増幅法:PCRと同様の検査です)による検査が可能です。
検査をご希望の方はwebでの診察予約を「発熱外来」でお取りください。事前の予約なしでは検査ができませんのでご了承ください。

【抗原検査】

鼻の奥に綿棒を入れ、ウイルスの有無をキットで判定します。従来より行われているインフルエンザの検査と同様です。
10~15分ほどで結果が判明します。PCRよりはやや感度が劣りますがより安価で手軽なため、現在主流の検査です。
特に検査方法の希望がなければこの検査を行います。インフルエンザとの同時検査も可能です。

【ID NOW™】当日すぐに結果が出る新型コロナ遺伝子検査

当院ではわずか13分で結果が判明する厚生労働省承認の新型コロナウイルス検査 ID NOW™(米国アボット社)を導入しています。
NEAR法という核酸増幅技術によりわずか13分で検査完了する上に、精度はPCRに匹敵する高感度の検査です。
ID NOW 新型コロナ遺伝子検査

方法

鼻から綿棒を入れ、奥(鼻咽頭)の粘液を採取します。
装置で解析し、13分で結果が判明します。

よくある質問

ID NOW™はPCR検査とは違うのですか?
PCRと同じく、ウイルスDNAを増幅して検出する核酸増幅検査の一種です。
PCRは温度を上げ下げしてDNAを増幅しますが、温度を上げ下げせずに増幅を行う等温核酸増幅法と総称される方法もあります。
ID NOW™ではこの等温核酸増幅法の一種であるNEAR法を用いています。温度を変化させる必要がないため検査時間が大幅に短縮するのがメリットです。
厚生労働省の認可も受けており、健康保険上はPCR法と同じ扱いになります。
PCR検査より精度は落ちるのですか?
PCR法と陽性一致率 93.3%、陰性一致率98.4%とほぼ同等の精度とされています。
子供でも検査は可能ですか?
鼻の奥に綿棒を入れて検体採取をするので、年令に関係なく検査が可能です。
一方で唾液によるPCR検査の場合、幼稚園生以下くらいの小さな子供さんや、唾液分泌の少ないご高齢の方などでは十分に唾液をとることが難しいことが多いです。

それぞれの検査法の違い

PCR検査 ID NOW™ 抗原検査
検査方法 核酸検出
RT-PCR法
核酸検出
NEAR法
抗原検査
検査時間 翌日以降 13分 15分
検査精度 高い 高い 核酸検出法には劣る

検査料金について

新型コロナウイルス感染症を疑う症状があると医師が判断する場合は保険適応が可能です。
令和5年5月の5類感染症への変更以降は、通常の診察料やその他の検査・処置、処方などと同様の自己負担となっています。
自己負担3割の場合、抗原検査で約1800円、ID NOWで約2600円の費用が診察料等とは別に発生します。

自費での検査について

新型コロナウイルスの感染を疑う症状がなくても希望される場合には自費にて検査が可能です。

料金
ID NOW™16,500円
PCR(唾液)27,500円
抗原検査8,800円
いずれも税込み。診断書が必要な場合は別途診断書料が必要です。
(当院書式の場合2,000円)